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2021-02-24

道頓堀・松竹座と映画広告デザインの源流

Pen 2004年 No.139
名作がいっぱい 映画のデザイン
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大正12年オープンした大阪・松竹座で独自に配布されていた「松竹座ニュース」は当時、図案家と呼ばれていたデザイナー達による才能発揮の場として機能し、まさに「映画広告の源流」だ。
なかでも山田伸吉による大阪・松竹座封切りの映画ポスターは日本の近代デザインを語る展覧会にはほぼ必ずと言ってよいほど出品されている。
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Memo1
『芝居画家 山田伸吉の世界 - 関西大学』
33ページの図録がPDFとしてダウンロード可
https://www.kansai-u.ac.jp/Museum/osaka-toshi/img/publication/catalog121201.pdf

こちらの論文(図版あり)のキネマ文字項目はまさに映画広告の源流を知ることができて素晴らしい。
https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/53312/jjsd37_015.pdf

以下抜粋
「その当時、社会的地位は別として大阪には神戸で見られない華やかな図案家の存在があった。そのトップは松竹座美術部の山田伸吉であった。全国に行きわたった映画広告独特のレタリングは、そのオリジナルが彼の創案によるものであった」

Memo2
国立映画アーカイブのNFAJ Digital Gallery 第3回〜10回で北野劇場や道頓堀・松竹座、他の戦前前期の写真を見ることができます。もちろん東京や京都などもリンクを辿って見ることができます。
https://www.nfaj.go.jp/onlineservice/digital-gallery/dg20140906_008/
東京・帝国劇場も大阪・松竹座もお披露目作品がエルンスト・ルビッチ作品!


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