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2021-06-06

『BLUE/ブルー』吉田恵輔脚本・監督、松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生、東出昌大、他

BLUE/ブルー

監督・脚本 : 吉田恵輔

松山ケンイチ
木村文乃
柄本時生
東出昌大、他

B1

Memo1
直球ど真ん中のボクシング映画。
東出昌大の目つきが後半、シャープで本当にボクサーのよう。
誰よりもボクシングが好きなのに優しさからか弱さからか受けの心持ちの松山ケンイチ。
最初はモテたい気持ちで軽く始めたが徐々にのめり込んでいく柄本時生。
3人の描き方の妙。
3人のボクシングへの気持ち。
そして、ままらないことへのもどかしさ。
107分。その最近の映画にしては短い上映時間内に過不足なく全てを描きこむ絶対的映画の力。
タイトル文字の出し方からして既にアガる。
で、木村文乃のバンテージ巻くシーンよいなー。
パンフレット読んだら監督がファンで「やっと木村文乃に会える」って答えていて、あー、なるほどー、と納得。
『あしたのジョー』両手ぶらり作戦ではないけれど、ステップバックしてアッパー入れる、といった戦法、実際にありそう。
そういった意味では当たるか当たらないかのギリギリのところで避けたり、ジャブ入れたり、スウェイバックしたりと実戦に近い試合を写した初のボクシング映画といえる。

Memo2
吉田恵輔監督のことを小林信彦さんは随分前からコラムに書いている。
以下引用 ~『麦子さんと』は、どなたかが これは堀北真希の代表作だ と書いていたのが正しい。
吉田恵輔さんは「純喫茶磯辺」というハートフルコメディを作っていて、僕はずっと信用している。
次回作の古田新太・松坂桃李共演『空白』まだ見ていないけれどキャスト、(伝え聞く)ストーリー、漂う空気からガツンと一撃の気配を感じる。
パンフレットの表紙がリングのみ。
これはグッとくる。素晴らしい!

Blue_p

映画『BLUE/ブルー』オフィシャルサイト
https://phantom-film.com/blue/







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