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2021-08-08

一瞬の夏。『サマーフィルムにのって』松本壮史監督、伊藤万理華、河合優実、祷キララ、金子大地、他

サマーフィルムにのって

監督 : 松本壮史
脚本 : 三浦直之松本壮史

出演 :
伊藤万理華
河合優実
祷キララ
金子大地
小日向星一
池田永吉
篠田諒
甲田まひる
ゆうたろう
篠原悠伸
板橋駿谷

Summer


Memo1
そうそうそうそう!こんなノリ、こんな感じ。
昔、学園祭クラスで映画作った時、河原で乱闘シーンを撮っていたら、あまりにリアルすぎたのか近所の人が通報して警察来たこと思い出した。ストーリーは忘れてしまったけど、こういった製作途中の楽しさはよーく覚えてる。
撮り直しがきかない中の一発本番。上手く撮れたかは現像が出来上がるのを待つしかない神のみぞ知る所業。
そして、本作ではキラキラ映画班ともにMac Bookで行っていた編集も、当時は8ミリフィルムをスプライシングテープで切り貼りする超アナログ作業。
それにしても昨今の映研、あー!スマホで撮るのかぁぁぁ。
ハダシ監督、羨ましいー、撮り放題。
『映像研には手を出すな!』と『サマーフィルムにのって』の3人。
どちらもよくぞ集めた、この仲間。
中でも浅草氏(齋藤飛鳥)とハダシ(伊藤万理華)。
おぉっ!どちらも乃木坂繋がりではないか。(『映像研~』はドラマ版のこと)
伊藤万理華の動きというか身体性、表情の豊かさは凄い。
どーすれば、あんな漫画みたいな動きができるのか。
肩がぐっと上がって力んだ姿が、いかにも時代劇マニアの映画監督を体現している。
河合優実は「佐々木、イン、マイマイン」で知ったけど、ハダシのアシスト(映画も凛太郎との恋も)を少ない台詞でつないでいく。
祷キララの「本当は私もキラキラ恋愛映画に出たい」を隠しての「お、おぅ」といったハダシに合わせた気概もうまい。
笑ったシーン
ラストの決闘シーンを撮っているとぶーんぶーんと邪魔な音が入る。
その先を辿っていくと花鈴らのキラキラ恋愛映画班が波打ち際で撮影中。
海側にから、ふたりをドローンが。
「えっ?!ドローン?このシーンに必要?」
ラストの凛太郎を切ってしまうと映画が終わる、すると未来の映画も終わってしまうということでの、エッ?!、え、演劇、みたいな唐突なオチも好きだ(噂の壁ドンw)。
設定、整合性を超えた宇宙の真理「これでいいのだ」を体現している。
プロが撮った高校生の映研作品とでも呼べばいいのだろうか、このフレームはみ出す楽しさはなかなか撮れない。
もちろん演者が、まるで本当に「映画、撮るよー」と声をかけ、巻き込んで、集まった仲間たちになっているのも本作、多幸感の要因。

Film

Memo2
パンフレット。
全36ページ。
「あれから」というタイトルのコミック(4ページ)載ってる!
ハダシ、ビート板、ブルーハワイ。
卒業式当日のお話。
凛太郎もデコチャリも野球部補欠二人組も老け顔ダディボーイもみんなも出てる。
ブルーハワイ役の祷キララの公開当日のブログがものすごくよいので、見て。
こんなに素直に初日の気持ちを綴った文章初めて読んだ。
https://lineblog.me/inokila/archives/2668032.html


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