2013年_洋画・日本映画・ドキュメンタリーベスト10
2013年_洋画お気に入りベスト10
① ゼロ・グラビティ
② 世界にひとつのプレイブック
③ ムーンライズ・キングダム
④ パシフィック・リム
⑤ キャプテン・フィリップス
⑥ ウォールフラワー
⑦ パラノーマン ブライス・ホローの謎
⑧ サイド・エフェクト
⑨ クラウド アトラス
⑩ ローマでアモーレ
次点・恋のときめき乱気流
2013年_日本映画お気に入りベスト10
① かぐや姫の物語
② ペコロスの母に会いに行く
③ 風立ちぬ
④ 横道世之介
⑤ もらとりあむタマ子
⑥ 舟を編む
⑦ はじまりのみち
⑧ そして父になる
⑨ ばしゃ馬さんとビッグマウス
⑩ 東京家族
次点・真夏の方程式
2013年_ドキュメンタリー映画_お気に入りベスト10
① ビル・カニンガム&ニューヨーク
② キューティー&ボクサー
③ 世界一美しい本を作る男-シュタイデルとの旅-
④ 夢と狂気の王国
⑤ シュガーマン 奇跡に愛された男
次点・パブロ
2013年のベスト10は、はからずもいろいろと対(つい)になっている。洋画1位「ゼロ・グラビティ」は地球へ日本映画1位「かぐや姫の物語」は月へ。共に意味は違うけれど"Homeへと還っていく"
そして表現という分野でひとつステージを変えた作品だということ。
「そして父になる」「真夏の方程式」と福山雅治による父親像(「真夏の方程式」は父親ではないが、その視線はメンターであり擬似父親であるともいえる)2作品。
10位「ローマでアモーレ」は恒例ウディ・アレン枠で毎年新作が出る限り無条件にベスト10入り。対する日本映画にも毎年とは言えないが山田洋次監督「東京家族」
9位「クラウド アトラス」は『パフューム ある人殺しの物語』そしてキェシロフスキ監督の遺稿脚本を映画化した『ヘヴン』のトム・ティクヴァ監督が加わったことによる化学変化。そう言えば「ふたりのベロニカ」がドイツの音楽家を軸に描かれていたあたりも密かなる偶然性?
2013年は好み(アートとデザイン関連、音楽、ジブリ)のドキュメンタリー映画が多かったので別枠でベスト5を作成。
▼ここからは昨年に続きタイトルデザイン(タイトルシークエンス)ベスト3
2013年_タイトルデザイン_ベスト3
① ライフ・オブ・パイ(yU+co)
② パラノーマン(Laika)
③ ムーンライズ・キングダム(JESSICA HISCHE)
カッコ内は製作
1位【ライフ・オブ・パイ】はもうそれだけで独立した作品と呼べる美しさ。
2位の【パラノーマン ブライス・ホローの謎】は本編も制作したLaika
3位の【ムーンライズ・キングダム】は映画のために制作された2種類のフォント含めたアンダーソン監督の美意識。
また今年は「オズ はじまりの戦い」「アンナ・カレーニナ」「華麗なるギャツビー」「ブランカニエベス」と緞帳、幕が下ろされた劇場をイメージしたタイトルデザインが多かった。
【オズ はじまりの戦い】は「ライフ・オブ・パイ」と同じyU+coが製作。
【アンナ・カレーニナ】美しいロゴデザイン含め Main & End TITLE は Tom Hingston Studio (ジョー・ライト監督「つぐない」「ハンナ」も) 他にローリング・ストーンズのアルバム「GRRR!」など。
●追記●
2014年NEW YEAR!

●2013年度・パンフレットベスト●
パンフレット(プログラム)と言っても多種多様な判型、デザイン、内容があるのでベストテン形式ではなくて大きく「特殊な判型、デザイン」「テキスト満載、まるで書籍」「600円〜700円のいわゆるパンフレット」にわけて選びました。
(注・販売されたパンフレット、全てを購入しているわけではありません。まあ、必ずシネコンだろうがミニシアターだろうが特集上映だろうが必ず中身とデザイナーはチェックして買っているので、その時点で個人的好みフィルターは通っていることになりますが…)
●「タイピスト!」
特殊な判型といえば、劇場で見た瞬間に「おぉっ」と思ったタイプライター型パンフ。一枚目のキャストなどが英文で書かれた(正確にはわざわざタイプで打たれた)部分がタイプライターにセットアップされたようにみえる凝った仕様。しかも印刷が特色を用いているために写真に撮ると本物?と思えるような手間のかかり方。鑑賞したら誰もが欲しくなるパンフ1位。
●「舟を編む」
テキスト満載、どころか130ページと通常書籍としても遜色ない盛り沢山な内容。
シナリオ、出演者やスタッフ詳細紹介、辞書と同じ用紙(劇中登場する辞書「大渡海」の"ぬめり感"のある本文用紙)を使っての辞書ガイド。10年単位で展観しても印象に残るベストプログラム(背表紙にオフィシャルプログラムと入れているところに制作スタッフの心意気まで垣間見えます)
●「はじまりのみち」
オーソドックスないわゆるパンフレットスタイル。欲しい情報(木下惠介監督「底力」全文に始まって、母を運んだみちのり、作品紹介、原恵一監督との対談3本"加瀬亮・山田太一・中島かずき"、撮影日誌、濱野保樹氏による"原恵一の実写演出"と絵コンテなど)が過不足なく入っていて、こちらがまさに基準となってほしい仕上がり。しかも最近は700円が基準になりつつある中での600円(税込)
各作品共、当ブログ内に個別記事があります。