2020-07-16

吉田拓郎 コンサート 2019 Live 73 years パシフィコ横浜 国立大ホール

吉田拓郎 コンサート 2019
Live 73 years
パシフィコ横浜 国立大ホール

既にBlue-rayも発売され、予想外に早く続くライヴがありそうな気配も漂ってきたのでメモ(記録として)記事アップ。
と、書いてから早くも半年近くが経ちコロナ禍によって(全てのアーティストにとって)ライヴ自体が難しくなっている2020年7月という時点にいる。

※Memo1
2019年7月3日
偶然なのか意図的なのか、この日付でこのツアータイトルにして最終日。

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海上からの会場
(パシフィコ横浜全景を海上からパチリ)
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写真家ソール・ライター的に一枚。

※Memo2
会場に届いたお花。
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『春だったね』『むなしさだけがあった』『さよならだけ残して』の作詞家・田口淑子KinKi Kidsからのお花、目に鮮やかな赤が綺麗!

それにしても、このバンドは本当に素晴らしい!
また、すぐに再開できるかもという楽しみも増えた。
先に走るものは誰もいない。
イントロがあるようにアウトロがある。
しかし、音楽は延々と続くのだ。


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2017-09-25

"背中あわせのランデブー" 吉田拓郎 - 松本隆 - 太田裕美。他

背中あわせのランデブー
A面吉田拓郎作曲、B面太田裕美による作曲(作詞も)。

Ohta_1978

『背中合わせのランデブー』に収録されている「失恋魔術師」はシングルとは別アレンジで、これが続く「花吹雪」「」(この3曲が松本隆作詞)への流れにピッタリ。この3曲、拓郎節と言われる独特の譜割りとコード進行全開で名曲だと思う。
とくに「花吹雪」は2度めぐる桜の季節。
恋人と友だちのさかいめを切なく綴った松本隆の詞の世界全開の名作。
画像はアルバム発売時の宣伝チラシ。
(チラシの反対側は当時、太田裕美とよくライヴ共演していた森田公一とトップギャラン)

Mt

『レコードコレクターズ』2017年10月号
特集「作詞家・松本隆の世界
名作100選のきらめくような作品群。
そして執筆者が選ぶ101番目のオススメ曲に吉田拓郎「外は白い雪の夜」と「英雄」が。
(選者は違うのに同一アルバムから)
以前にも書いたけれど「外は白い雪の夜」は最初「そして誰もいなくなった」というタイトルだった。(同曲収録の「ローリング30」レコーディング中の箱根ロックウェルスタジオからの深夜ラジオ「セイヤング」中継内で生演奏)
『レコードコレクターズ』表紙写真の構成が絶妙。中央タイトルを挟んで、それぞれが対になっている。太田裕美と松田聖子。アグネス・チャンと斉藤由貴。鈴木茂とYMO、大滝詠一とナイアガラ・トライアングルなど。

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2017-06-15

『今日までそして明日からも、吉田拓郎』tribute to TAKURO YOSHIDA

tribute to TAKURO YOSHIDA
今日までそして明日からも、吉田拓郎

Ttty

企画制作プロデューサー、武部聡志による吉田拓郎トリビュートアルバム
ただ集めましたというトリビュートではなくアレンジや選曲などバラエティ豊かな魅力的アルバム。

ひとりで全部(バックインストも)の奥田民生『今日までそして明日から
歌特番でNMB48/山本彩と『チェリー』を歌っている時の印象そのままに、この楽曲に合ってるなぁと思ったchay『結婚しようよ
寺岡呼人アレンジ、Vocal 竹原ピストル、Steel Guitar高田漣による『落陽
スパニッシュな味わいの艶やかな一青窈『メランコリー
(クセをつけて歌うのかと思いきや)ものすごーく普通に歌っていて新鮮な鬼束ちひろ『夏休み
拓郎も『ラジオでナイト』で「ぶっとびました」と褒めていたMrs. GREEN APPLE『流星
既発表の井上陽水によるボサノバ(オルケスタ・デ・ラ・ルス参加)『リンゴ
ガットギターの音色にのせてしっとりと歌われる高橋真梨子『旅の宿
軽やかな徳永英明『やさしい悪魔
織田哲郎自らバックトラックの演奏も行った渋い『おきざりにした悲しみは
3人それぞれが順に歌い、最後のサビで重なり合っていく"ハードロック"THE ALFEE『人生を語らず
既に作曲者の中島みゆき本人自らも歌っていてボーカリスト"吉田拓郎"に焦点をあてたというポルノグラフィティ『永遠の嘘をついてくれ』(これは意外な選曲だった。『LOVE LOVE あいしてる』で広島弁バージョン『アポロ』歌っていたので直球すぎるかもしれないけれど『唇をかみしめて』もよかったのでは?)
ジャケットイラストはTYIS会報表紙および2016年首都圏ライヴでのポスターも手がけた下田昌克
(文中全て敬称略)

楽曲解説/アーティストコメントが読める公式サイト。
「今日までそして明日からも、吉田拓郎」 
tribute to TAKURO YOSHIDA」

UNIVERSAL MUSIC JAPAN
http://www.universal-music.co.jp/jp/takuro/

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2017-04-02

"どうしてこんなに悲しいんだろう"『パンセ』木皿泉脚本、Perfume(あ〜ちゃん、かしゆか、のっち)、勝村政信、片桐はいり、古舘寛治、大島蓉子、他、エンディングテーマ・吉田拓郎

パンセ

脚本 : 木皿泉
監督 : 後藤庸介
出演 : Perfume
(あ〜ちゃん、かしゆか、のっち)
勝村政信、片桐はいり
古舘寛治、大島蓉子

Pensee

Memo
『パンセ』パンジー(三色すみれ)の語源(フランス語の思考・思索)。
力丸がテントの中で読んでいたのはパスカルの『パンセ』
(公開中のミア・ハンセン=ラブ監督『未来よ こんにちは』にもパスカルの『パンセ』が出てくるのは、よくできた偶然?)
主題歌(エンディングテーマ)も、てっきり主演のPerfumeかと思っていたら、拓郎さんの『どうしてこんなに悲しいんだろう』だった。
間のCMもオランジーナ先生『結婚しようよ』が流れて、なんと"春の吉田拓郎まつり"に。
公式サイトに掲載された拓郎さんのコメント
「古い曲です。でも僕の大切な青春の大切な曲です。この曲の存在に気がついてくれて有り難う」
さらに公式サイトによると脚本には最初から「「音楽、忍び寄る。『どうしてこんなに悲しいんだろう』(吉田拓郎)」と書かれていて、音楽までも当て書き?(スゴイ!)
いろいろな場面
・ドラマでもあ~ちゃん必殺の広島弁。
(木皿泉脚本は基本当て書きということを考えると、最初から"広島弁"そのままで書かれていたのですね)
・片桐はいりさん→役名が南野その…って 笑
「チャウチャウちゃうちゃう」
・出汁を取るのは、きっちり"いりこ"
・相撲をムード音楽をかけながらテレビ観戦
「なにしはるんどすぅ〜。かんにんしとくなはれ」笑
(確かに怪しい)
・両親から届いた宅配便。
レモンと一緒に届いた手紙を朗読するあ〜ちゃん
かしゆか、のっちが「カノン」をハミングでバックグラウンドミュージックとして歌う。
力丸「だから音楽付けるなって」
(レモン片手って「ザ・テレビジョン」? 笑)
ホント!これ連ドラにならないかなぁ
いろいろ台詞(前編と後編ミックス)
力丸の部屋を見てのセリフ
「スノードームの中にいるみたい」
前編ラスト
「わたしも力丸はババじゃないと思う」
3枚のトランプを前に。
「ひいてみて」
「何?」
「ハートのエース」
ここで、いいタイミングで拓郎『どうしてこんなに悲しいんだろう』のイントロが始まる。(もう、本当にこれいじょうないタイミング)
ちなみに『どうしてこんなに悲しいんだろう』のバージョンはアルバム「明日に向って走れ」収録のもの。
後編の『どうしてこんなに悲しいんだろう』は2番が使われていて、これまた「おかえりなさい」と遂に外へ出た力丸がおみやげに買って帰った4つのイチゴショートケーキシーンにピッタリ!
最後の最後に出てくるカレンダーに書かれた言葉はパスカル『パンセ』より
われわれの本性は、
運動のうちにある
完全な静止は死である
これは924のことばを集めた著作準備のための草稿ノートの129番
Notre nature est dans le mouvement; le repos entier est la mort.
ちなみに前編、最初の言葉はこちら。
(6日と7日に分けられている)
人間は、
死と不幸と無知とを
癒すことが
できなかったので、
幸福になるために
それらのことについて
考えないことにした
ドラマ根幹(だと思う)セリフ(モノローグ)
「この家に越してきて願うことが増えた」
「わたしがどんなときも人のために願えるひとでありますように」

ドラマスペシャル【パンセ】 | テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/pensees/

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2017-03-05

"今日までそして明日から"『恋妻家宮本』重松清原作、遊川和彦監督、阿部寛、天海祐希、他

恋妻家宮本
原作:重松清
監督・脚本:遊川和彦

出演 : 阿部寛
天海祐希
菅野美穂、相武紗季
工藤阿須加、早見あかり
奥貫薫、佐藤二朗
富司純子、他

Koisaika

Memo
本当はこのタイトルにしたかったんじゃないの?という"今日までそして明日から"を使ったリレー式出演者によるファミレスでの合唱エンディングがいかにも大団円で素晴らしい。
阿部寛(宮本陽平・役)の背丈に拮抗できるのは、この人ならではという天海祐希(妻・美代子)のスパッとした口調をいかしたキャステイングの妙!そして、それらは随所に(めがね菅野美穂と相武紗季、阿部寛による料理教室のシーンの可笑しみ。大学生時代の美代子役を早見あかり、怖〜い登場の仕方の生徒の祖母役を富司純子)
予告編がミスリードとして、いきている展開。
(いきなり離婚届をつきつけられる話かと思ってた 笑)
実際は"あぁ勘違い"というか"早とちり"というか"いろいろ決めかねる性格"(ファミレスのメニューを迷う迷う)から起こるエピソードの積み重ねでできた、ちょっとほっとする話。
劇中、美代子が「懐かしいわねぇ~、拓郎。この頃、妙にこの歌ばかり口づさんでしまうのよねぇ。CDどこにあるかさがしまわったら実家にあったのよ」
出してきたのはCD(下記画像のエレック版LPレコードではなくて、フォーライフレコードからの復刻版)『青春の詩
阿部寛自体も「ふふふふ~ふん♪」と鼻歌で少し口づさんでいるシーンが
(鼻歌といえばアニメ「クロマティ高校」の「人間なんて」が思い出せないファンしかわからないのではないのの大爆笑回を思いだす)

Takuro1

原作者の重松清さんも大の拓郎ファンということもあって、このエンディングは嬉しかっただろうなぁ
(2016年のつま恋にも参加していたり、寄稿されていたり)
息子の部屋にはブルース・スプリングスティーンのポスターがベタベタと。
背後からぬぅ~っとパック中の白い顔で現れた姿は『犬神家の一族』のスケキヨのよう(で、音楽も当時のそれっぽい横溝正史ミステリシリーズの趣きに)
もうひとつの主役と言える「ファミレス」のロケ地→千葉県我孫子市にある旧レストランステラを「デニーズ」のセットを組んで撮影。
また、常総線「新守谷駅」を「こいづま駅」に。
平仮名にすると一瞬「エェッ!?つま恋」と空目してしまった 笑
原作は題名の「ファミレス」をファミリーレストランのほか、ファミリー(家族)レスという意味とのダブルミーニング

映画「恋妻家宮本」公式サイト
http://www.koisaika.jp/

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2017-02-12

"黄色のテレキャスター"『吉田拓郎 LIVE 2016』DVD&Blue Ray

吉田拓郎 LIVE 2016
DVD&Blue Ray
収録日 : 2016年10月27日
パシフィコ横浜

 

Live2016

 

Memo
昨年の首都圏ライヴ、最終日パシフィコ横浜でのライヴをディスク化。
驚いたのは「NHK SONGS」で流れたライヴ映像とは完全に別もののアングル、カット割り、ミックスダウンと、さすがに仕上げてきたなぁー、ということ。
構成が今まで発売されてきたディスクと違って合間合間にリハーサル映像が挟み込まれるスタイル。
『春だったね』コーラス振り付けダンス(井上順さんがこんなポーズやってたような 笑)を拓郎さんも少し合わせる姿も入ってた!
初日、市川公演のみで演奏された「ぼくのあたらしい歌」がMusic Videoとして収録(前半、メイキング付き。ブックレットを見るとスペシャルカメラマン加藤いづみさんのクレジットが)
本当にベストなライヴパフォーマンス。
40年以上見てきた拓郎さんのライヴ中でもベスト5に入る!!!(←では、その他の4本はどれ?ってことになりますが、それはまた別の機会に)
緻密でありながらゆとりのある、そして何よりも拓郎含めバンド全員が楽しみながらライヴを行っていることがひしひしと伝わってくる。
出来れば(最近の2年間隔ではなく)早く、このバンドメンバーでライヴが見たいなぁ。
収録してほしかった『流星』拓郎さんの"一瞬のアクション"(ピタっとあわなかったキメのワンフレーズ部分に対しての"惜しい!"みたいな動作)がロングショットながら入ってた!

 

 

 

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2015-08-19

1975年『吉田拓郎・かぐや姫 コンサート in つま恋』から40年

今から40年前。
1975年8月2日。
静岡県掛川市・つま恋多目的広場。
日本の音楽史上初となる5万人野外オールナイトコンサート『吉田拓郎・かぐや姫 コンサート in つま恋』が開かれた。

19750802

Tsu06_2

Memo
1975年開催時の写真を見ると現在のつま恋は内周道路(通路)の内側が使用されていて、その周囲を樹々が取り囲んでいる。
2点目の写真・2010年撮影の、この道路が内周部分。ひと回り小さくなっていることがわかる。(←とは言っても巨大な広場ですが)
それだけ、当時前例のない巨大イベントが全くの手探りで行われたことに驚かされる。(野外イベントとしては中津川フォークジャンボリーやピンク・フロイドが出演した箱根アフロディーテなどが開催されていた)
開演時間が12時間コンサートの意味合いもあって17時と早い。映像を見ると明るいし日差しもきつく暑いのがよくわかる。
(同じオールナイトイベント1979年の篠島コンサートでは19時開演へ)
つま恋のホームページによると観客数は6万5千人が一応、公式なアナウンス。
【音楽イベント コンサートの歴史】
http://www.tsumagoi.net/play/music/history.php
(ここに記載された年表、最近の3年連続開かれているアミューズによるイベントBBQからエキシビジョカホールで開かれたものまで掲載されています。ポプコンも!)
同年、秋にかけてフィルムコンサートが各地で開かれた(翌年にも)。
手元にあるチラシでは大阪・フェスティバルホールで11月8日に昼・夜2回上映されている(前売り800円・当日1200円)
(BSもCSもネットもない時代のフィルムコンサート、今だとライブストリーミングの形式で劇場上映となるのかな?)
その後、拓郎さんによる"つま恋"イベントは1985年2006年と2回開かれている。(その他1981年体育館ツアー公開リハーサルやツアー内に組み込まれた形でのエキシビションホールコンサートもあり)



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2015-06-24

作詞活動四十五周年トリビュート『風街であひませう』

松本隆さんの作詞活動四十五周年トリビュート盤『風街であひませう』がリリースされました。(文中敬称略)

1975年頃~1980年にかけては自分にとって、まさに吉田拓郎 - 松本隆 - 太田裕美を"見て、聴いて、追っかけて"度合いが濃密な時期だったので、今回の限定盤ディスク2「風街をよむ」での太田裕美による「外は白い雪の夜」朗読は「おぉっ!これは、あの"背中合わせのランデブー"(※)の変奏的再現ではないかぁ!」とちょっと小躍りしてしまった。
※『背中あわせのランデブー』A面吉田拓郎作曲、B面太田裕美による作詞作曲。

Kazemachi

Memo
「外は白い雪の夜」を初めて聴いたのは当時、吉田拓郎がパーソナリティだった「セイ!ヤング」(文化放送・金曜日深夜オンエア)で『ローリング30』レコーディング中、箱根ロックウェルスタジオからの生中継(1978年8月)
そこから実際に生での演奏や出来上がったばかりのピカピカのマスターテープなどがオンエアされた。
「これはレコーディングメンバー全員が大絶賛したという曲を今からやります」「えー、タイトルは"そして誰もいなくなった"というのですが」まだ曲名が「外は白い雪の夜」ではなかった。
ちなみに他にも生演奏で「旅立てジャック」「人間なんて」(「ちょっと、あれ、あれやってみようか」と少しだけ演奏)
箱根から特急便で文化放送に送っていた3曲から「君が欲しいよ」「虹の魚
ハートブレイクマンション」(「日当り良好(ひあたりりょうこう)」の部分をふり仮名間違いで「ひでりりょうこう」と歌っている間違いバージョン)が流された。
箱根ロックウェルスタジオは当時としては画期的なリゾート型レコーディング&リハーサルスタジオとして人気の高かった場所。フォーライフレコードの4人(吉田拓郎・井上陽水・泉谷しげる・小室等)による「クリスマス」アルバムもここでレコーディングされた)。
そして、不思議なめぐり合わせというか、このロックウェルスタジオは、その後原田真二が「Modern Vision」と名前を変えてオーナーとなった時期があった(今、どうなのでしょう?←すみません未確認)
そして、さらには、その原田真二デビュー作「てぃーんずぶるーす」(松本隆作詞、原田真二作曲)も箱根ロックウェルスタジオでレコーディング(確かアルバムもだったと記憶)

前述『背中あわせのランデブー』に収録されている「失恋魔術師」はシングルとは別アレンジで、これが続く「花吹雪」「」(この3曲が松本隆作詞)への流れにピッタリ。この3曲、拓郎節と言われる独特の譜割りとコード進行全開で名曲だと思う。
限定盤ディスク2「風街でよむ」ディレクターの是枝裕和監督、ブックレット掲載のコメントで知りましたが太田裕美さんのファンだったのですねー( ´ ▽ ` ) ちょっと嬉しい。初めて買ったレコードが中学1年の時の「木綿のハンカチーフ
ブックレットが130ページ。これだけで独立した書籍の趣き。
(もちろん本文縦組み)
風街でうたう、集う、よむ、撮る、創る、語る、思う。
それぞれに応じた内容で綴られる、アルバムや購入者特典の限定公開是枝裕和監督ディレクターズカット「風街でよむ」など全体通して、これ以上ないのではないかと思える至極の仕上がり。

風街であひませう
http://www.jvcmusic.co.jp/kazemachi45/


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2014-06-18

吉田拓郎さんのNewアルバム『AGAIN』

6月18日吉田拓郎さんのNewアルバム『AGAIN』がリリースされました。

Again_b

セルフカバーアルバムだけれども自身で過去歌っていない高木ブーさんへの楽曲提供曲「僕の大好きな場所」(作詞・篠原ともえ)と新曲「アゲイン(未完)」が含まれている。
「アゲイン(未完)」は拓郎さんの(突然消えるかもしれない文章と画像のブログ)「拓つぶ」によるとコンサートで完成ということに。(←もしかしてライヴ収録あり?)
※その同じ「拓つぶ」2/11の時点では「これ入れるかなー悩む」と語っていた「ワシらのフォーク村」も無事収録されていて思わず頬が緩む( ´ ▽ ` )
(そして、秘密のコーラスって…。)
歌詞カードにそれぞれの曲と対になるようなコメント、というか短文集。
どれがどの曲にということを考えて読むと、いろいろしみじみ。
前述「アゲイン(未完)」と対の短文は問いかけでもありモノローグでもあるという本アルバムと共振しあう"ことば"
短編小説のような「アキラ」(年齢的には違うけれど映画「スタンド・バイ・ミー」的だったり"おちんちん"フレーズで、ふと冨樫森監督「ごめん」を想起したり)
オリジナルバージョンもよいけれど、今回のもよいなぁ。
ついつい聴き入ってしまうストーリー。
レゲエを取り入れた曲として初披露時から人気の高い「いつか夜の雨が
徐々にギターカッティングリズムによるレゲエ打ちではなくなってきていたが今回は更に。
レゲエに関しては過去にこんなブログ記事も→『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』を見て思い出す1979年、そして吉田拓郎「アジアの片隅で
https://color-of-cinema.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-9e29.html
個人的には思い入れのあるアルバム「Rolling30」(1978年)から3曲。
・裏街のマリア

・素敵なのは夜
ライヴでは1979年「アイランドコンサート in 篠島」で歌っただけと思われる「裏街のマリア」がセルフカバーされているだけで"ご飯200杯もの"なほど嬉しい( ´ ▽ ` )ノ
素敵なのは夜』は当時のLP形態では2LP+シングル1といった形でリリースされたなかのシングルに入っていた楽曲。
これも白石ありすさんの独特の詩の世界をベースラインが♪だんだんだんと降りていくアンニュイな雰囲気アレンジがオリジナル、今回のセルフカバー共に好きな曲だ。

この写真は前述「アイランドコンサート in 篠島」で臨時停船場近くの堤防に立てられた看板(製作途中)の写真(古い写真をスキャニングして加工)

Shinojima_2

今回のアルバム未収録となった「僕の唄はサヨナラだけ」ダウンロードカード・プレゼントキャンペーンで何回となく本作を聴いて発見したのはラジオから流れる音とCDをスピーカーで鳴らす音とiPhoneなどをheadphoneで聴く音が違う(感じ方が違う)ことをあらためて発見した次第。
アゲイン(未完)」はスピーカーとheadphone、両方で聴いてみると特に!

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2013-11-15

出演・武田鉄矢、吉田拓郎、夏目雅子『幕末青春グラフィティ 坂本竜馬(坂本龍馬)・1982年TV版』音楽が全編ビートルズ(The Beatles)

1982年11月16日放送
TVドラマ『幕末青春グラフィティ 坂本竜馬(坂本龍馬)』
坂本竜馬(坂本龍馬)を武田鉄矢。長州藩の面々を演じたのは吉田拓郎の高杉晋作(カーリーヘア!)をはじめ小室等井上陽水(当時のフォーライフレコード所属アーティストによる布陣)。山内容堂をビートたけしが演じていてラスト近くに武市半平太(柴俊夫)を罵倒する強烈なシーンがある。
お竜さんを夏目雅子。「うちもお店飛び出してきたから脱藩浪人や」。土佐からの手紙に感傷的になっている龍馬との出会い。(映画版のお竜さんは原田美枝子)
音楽は全編ビートルズ(The Beatles)※「イマジン」のみJohn Lennon。アートディレクター・妹尾河童
ドラマ冒頭の竜馬暗殺シーン(暗殺者を沢田研二)ではイマジンが。全体を通して後のNHK大河『龍馬伝』へ繋がる命脈多し。

Ryoma

時間軸では続編にあたる映画『幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬』とTV版『坂本竜馬』は繋がってるようで実は繋がっていない。

TV版ラスト
武市切腹の知らせを聞いて龍馬の、この台詞で終わる。
「武市よぉ、悔しゅうて悔しゅうて、まだその辺をさまよおぅちぅか。人が人の夢潰してなんじゃ、この国は!待っとけよ容堂。高杉を呼んでこい!西郷を呼んでこい!坂本竜馬が話がある!」
そしてエンドタイトル

本編使用楽曲が全編ビートルズという理由からか長く再放送、パッケージソフト化されなかったがスカパー「日テレプラス」で2011年6月に30年ぶりの放送があった(画質的にはビデオ素材のためSD画質)
パッケージソフト、デジタル配信など未だ未発売。

使用楽曲一覧
Imagine
Love Me Do
Eight Days A Week
I Want To Hold Your Hand
Hey Jude
While My Guitar Gently Weeps
A Hard Day's Night
Yesterday
Ob-La-Di Ob-La-Da
Girl
Let It Be
Help!
All You Need Is Love
Hello Goodbye
Day Tripper
Imagine


こちらは映画『幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬』公開時のチラシ
(しかし拓郎さんの頭の切抜きが…)

Ronin1

Ronin2

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