2014-06-16

ソフト(DVD. Blue Ray)にはなっていないけれど_1

「DVDにはなっていないけれど」改め「ソフト(DVD. Blue Ray)にはなっていないけれど」(VHSで過去に販売されたりDVD発売直後に売切れ、入手が難しいといった作品をまとめて「ソフトにはなっていないけれど」という形で掲載していきます)

過去記事(「DVDにはなっていないけれど」)で未DVD化作品が既に、発売及びオンデマンド販売、レンタル(TSUTAYA発掘良品)などが始まっているものがかなり増えました。
まあ、その中で何と言ってもフィリップ・ド・ブロカ監督リオの男」のソフト化は嬉しい!(待ってましたー!しかも吹替が山田康雄さん!)

と、いうことで一回目はつらつらと未ソフト化作品を並べてみます。

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ピーター・セラーズ『別れの街角』ジェーン・フォンダ、ジョセフ・ロージー監督『人形の家』ラリーピアース監督『あの空に太陽が』ウィリー・ネルソンとエイミー・アービング『忍冬の花のように』ジョセフ・ボトムズ(4兄弟全員役者)、ジョン・バリー音楽の『ダブ』…
そしてオットー・プレミンジャー監督ローズバッド』CIA情報部員にピーター・オトゥール、ゲリラ側指導者にリチャード・アッテンボロー。内容的にソフト化が難しいのか未だVHS時代からソフト化無し。で、これタイトルデザインがソール・バス。シネラマOS劇場で見た一回限り

Cinema

日本映画は未ソフト化の宝庫ですがYTVの深夜映画枠「CINEMAだいすき」の配布されていたパンフを見返していて思い出した作品→市川崑監督愛ふたたび』(1971年)主演 : 浅丘ルリ子ルノー・ベルレー(「個人教授」で当時絶大な人)、脚本:谷川俊太郎、音楽:馬飼野俊一(康二の兄)。あまりの並びにクラクラした。パリ・ 金沢・東京、愛の三都物語。浅丘ルリ子の妹役で桃井かおりが映画初出演。

(この頃の東宝作品。文芸路線とよばれるラインがあったなぁ、と。『雨のアムステルダム』『アフリカの光』『櫛の火』『阿寒に果つ』や市川崑監督の『吾輩は猫である』など未ソフト化かな?)

リチャード・レスター監督『ローマで起った奇妙な出来事』タイトルデザインが「ピンクパンサー」や「カジノ・ロワイヤル('67)」「ロジャー・ラビット」を手がけたリチャード・ウイリアムズ(Richard Williams)
このエンドタイトル、最初に映っているのはバスター・キートン
http://www.youtube.com/watch?v=kNqptHlkjAA&feature=youtu.be

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そして締め括りはブロカ監督ベルモンドの怪盗二十面相
こちらは公開時の二色刷り(片面のみ)のチラシ。
もしかしてVHS化もされていないような…。
あ!
その前に『おかしなおかしな大冒険』ソフト化を是非!

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2014-06-13

エットーレ・スコラ監督『あんなに愛しあったのに(C'eravamo Tanto Amati)』(1974年)

あんなに愛しあったのに』(1974年)
C'eravamo Tanto Amati
エットーレ・スコラ監督
ニーノ・マンフレーディ
ヴィットリオ・ガスマン
ステファノ・サッタ・フロレス
ステファニア・サンドレッリ

エットーレ・スコラ監督作品は「マカロニ」「特別な一日」「BARに灯ともる頃」と好きな映画が多いのだが、その中でもフェバリットな一本。
本作は今挙げた作品より先に撮られた1974年の作品(日本では1990年公開)。
第二次大戦中のレジスタンス仲間アントニオジャンニニコラの3人とルチアーナ(ステファニア・サンドレッリ←『暗殺の森』のあの女優さん)という女性をめぐる30年にわたる物語。

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Memo
過去はモノクロ、現代(1960年代〜)はカラー
広場に描かれた絵がモノクロからカラーに変わっていく切り替わりのシーン
映画的引用が素敵。
ニコラが『自転車泥棒』に衝撃を受けるシーンで実際にその作品映像が使われています。
フェデリコ・フェリーニ監督マルチェロ・マストロヤンニヴィットリオ・デシーカ監督本人が出演している。
「甘い生活」撮影中。
あのトレビの泉シーンで(女優となった)ルチアーナとマストロヤンニがチェアに座って会話をしているところへアントニオが偶然出会すという設定。
フェリーニ監督「甘い生活」はモノクロ作品だが、このシーンが本作ではカラーで撮られているところが新鮮。考えて見れば本作撮影時期は10年も経っていないわけだからマストロヤンニ、フェリーニ監督が実際に出演しても違和感がない訳だ。(逆に本作『あんなに愛しあったのに』が公開されてから既に40年近く過ぎていることを考えると、その稀少性、偶然性にあわせて驚く)
ラストは最初にルチアーナと結ばれたにもかかわらず別の女性と結婚してしまったジャンニがひとり豪邸にいる姿を三人が見て、そのまま立ち去るところで終わっている。
音楽がイタリア映画においては欠かすことのできない作曲家アルマンド・トロヴァヨーリ
ほぼ全てのエットーレ・スコラ作品(同じく同監督未DVD化の『ジェラシー』は音楽としてもベストな一作)や『昨日・今日・明日』『黄金の七人』『女性上位時代』など200作以上!
未ソフト化(VHSのみ過去に出たことはありましたが未DVD、Blue Ray)作品。

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2013-11-17

ロバート・ゼメキス監督『抱きしめたい( I Wanna Hold Your Hand)』ミート・ザ・ビートルズ("Meet The Beatles!")!

「フォレストガンプ/一期一会」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などのロバート・ゼメキス監督デビュー作『抱きしめたい( I Wanna Hold Your Hand)』(未DVD化、WOWOWやスカパーで放映・1978年作品)。共同脚本にボブ・ゲイル(「1941」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も)

物語・1964年2月。ビートルズが初めてアメリカに上陸した。彼らをひと目見ようとニュージャージーの片田舎から6人の高校生がニューヨークにやって来た。ビートルズが出演するエド・サリバン・ショーの入場券を手に入れるべく、まさにアノ手コノ手の大騒ぎに‥。(ビデオ裏面解説より引用)

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劇中、ビートルズ自体は後ろ姿や足元だけ出演という粋な演出(もちろん本物ではありませんが、本物はテレビカメラに映り込む映像などをうまく使用←「エド・サリヴァン・ショー」自体も)。
当時の熱狂も伝わる追っかけぶりもおもしろい。
・「ここをポールが歩いた!!」とビートルズが泊まっている部屋の前のカーペットを剥がす追っかけリチャード(エディ・ディーゼン←「1941」で観覧車の上で日本軍が攻めてみないかを見張っていた腹話術師役で出演←この役も印象的)
・ホテルの部屋にもぐり込んだパム(ナンシー・アレン)がポールのベースにすりすりしてキスしたり、誰が使っているかはわからないけどヘアブラシを触ってみたりするシーン(←そういえば続く「1941」でも飛行機にやたらと興奮するフェチというのかなんというのか役w)
・突進という言葉がぴったりな追っかけロージー(ウェンディ・ジョー・スパーバー←「バック・トゥ・ザ・フューチャー」マーティマクフライの姉役)。
(「エド・サリヴァン・ショー」入場チケットを取るためのラジオ番組のクイズに応募するため文字通り電話目がけて突進してコインをばらまきながら、かける)←冒頭のレコード店の混み合った雰囲気もイイ!
・「なんだ、その髪型は」とか「軟弱」「騒音」と声を荒らげていた反ビートルズ側もさまざまな形で描かれている。「エド・サリヴァン・ショー」チケットを当てた父親(息子に髪を切れとうるさい)、TV放映を阻止しようと局のアンテナを壊しに行く不良、PP&Mファン(笑)

ラストは誰もがニッコリ、拍手を送る素晴らしさ。
TV放映すら見られなかったふたりのリムジンにショーを終えたビートルズが!走り去る車(フラッシュがパッと光る)
映画・登場曲
Love Me Do
I Saw Her Standing There
P.S. I Love You
Please Please Me
Misery
She Loves You

and more…
(順不同)

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ちなみにゼメキス監督2作目の「ユーズド・カー(1980年)」(道路を挟んで向かい合った中古車店のドタバタ商売競争コメディ)も未DVD作品。←両作品合わせて是非、パッケージ化(できなければ、せめてVODデジタル配信を)←その後追記・「ユーズド・カー」は無事DVD化!
小林信彦さんの小説「イエスタディ・ワンス・モア」「ミートザ・ビートルズ」の2作品(こちらは1966年ビートルズ武道館公演を巡るお話。「ミートザ・ビートルズ」は、その瞬間)がまさに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」+「抱きしめたい」の趣で楽しい!(残念ながら現在絶版。こちらもタイミング的には今、再版すればよかったのに、と、思うのですが…)

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公開時のチラシ(たのきん、イモ欽、ぶりっ子などのコピーが並ぶ)

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2010-05-11

DVDにはなっていないけれど_12「夜をみつめて」「追想」「テレフォン」

「夜をみつめて」(1974)。エリザベス・テイラー主演のスリラー。ラスト30分の入場お断りのふれこみがあった。大阪・ナビオ阪急が建つ前の北野劇場で観た。本当にハラハラドキドキしたのか、どうかも思い出せなくて、もう一度観直したいと思うが多分ビデオ化もされていない(日本で)。

「追想」ロベール・アンリコ監督、フィリップ・ノワレ、ロミー・シュナイダー主演。35年近く前に観た時に感じた「哀しさと憤りと複雑な気持ち」、その正体を知りたいが未DVD。幸せそうに自転車に乗っている家族の姿に被さる炎が描かれたチラシ(フライヤー)が未だ記憶に残る。

「テレフォン」スターリング・シリファント・ピーター・ハイアムズ脚本、ドン・シーゲル監督、チャールズ・ブロンソン主演。この組み合わせだけでワクワクしますが未DVD化。米ソ冷戦下でのテロ作戦を描いたサスペンスアクション映画。脚本のひとりスターリング・シリファントは、この映画以前に「夜の大捜査線」「ポセイドンアドベンチャー」「タワーリングインフェルノ」などの脚本を手がけている。

追記・「テレフォン」「追想」はTSUTAYAでレンタル有り

追記2・過去記事(「DVDにはなっていないけれど」)で未DVD化作品が既に、発売及びオンデマンド販売、レンタルなどが始まっているものがあります。

ポセイドン・アドベンチャー (コレクターズ・エディション [DVD]

夜の大捜査線 [DVD]

タワーリング・インフェルノ [DVD]

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2007-01-31

DVDにはなっていないけれど_11「おかしな おかしな おかしな世界」

World









祝!
ついにDVD化(2014年12月発売)

おかしな おかしな おかしな世界」砂漠のハイウェイで出くわした事故車に乗っていた男の間際の言葉「州立公園に35万ドルの大金が埋まっている」のひと言から始まる大金を巡ってのドタバタ(スラプスティック)コメディ。最初は4台の車に乗っていた人たちだけだったのが目的地に近づくにつれて「大金に目がくらんだ人たち」が徐々に増えていく。陸から空からカーチェイス( ? )あり、妨害あり、セット破壊あり…。目指すは「大きなWを探せ」。
監督はスタンリー・クレイマー、出演・スペンサー・トレーシー他多数(本当に多数 ! ミッキー・ルーニーやピーター・フォークやバスター・キートンなどなどなどなど…)。
公開時はシネラマ上映。日本のビデオ(レンタル版)では155分(しかもトリミングしている)だが、現在発売されているUSA_DVDでは161分。(しかし本当のオリジナルは192分。今や見た人の方が少ない…)

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2006-11-26

DVDにはなっていないけれど_10

最近、村上春樹氏の手によって新訳版「華麗なるギャツビー」が刊行されたスコット・フィッツジェラルドの未完の小説「ラスト・タイクーン」(公開年度1976年)・ふと目に留めた若き女性。そこに亡き妻の面影を見た。心を強く動かされる男。二人の運命の出会いであった…。愛してはならない女と、愛されてはならない男。この二人の愛が、黄昏のハリウッドに燃え上がってゆくー(ここまで公開時のフライヤーより記載)。プロデューサー、サム・スピーゲル、監督はエリア・カザン(亡くなったのは2003年だが「ラスト・タイクーン」が最後の作品となった)、音楽にモーリス・ジャール、キャストはロバート・デ・ニーロ(主人公のモンロースター役)、トニー・カーティス、ジャンヌ・モロー、ロバート・ミッチャム、ジャック・ニコルソン…。この作品、何故かDVD化どころかビデオ化もされていません(実は筆者も未見)。小説は第6章・第1エピソード(このエピソードを書いた翌日に急死)で終わっており要約とノート(シナリオ製作過程のようで興味深い内容)が続いて収録されています(大貫三郎訳・角川文庫版を参考)。ラストタイクーンとしてハリウッドに君臨した男の愛と悲しみの半生〜。是非、作品として見てみたい一作です。
ノートの最後の一行には、こう記されています。
「行動は性格である」

グレート・ギャツビー 愛蔵版 グレート・ギャツビー

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2006-08-14

DVDには、なっていないけれど_9

「パイレーツ・オブ・カリビアン」が登場するまでは海洋もの、海賊ものは当たらないというのが通説でした。1976年作品「ラッキー・レディ」も、その通説通り公開時は小ヒット止まりで未だDVD化されていない1本です(もしかすると、日本ではビデオ化もされていないような気が…)。監督・スタンリー・ドーネン(「雨に唄えば」「シャレード」)、出演・ライザ・ミネリ、ジーン・ハックマン、バート・レイノルズ。〜物語・アメリカに禁酒法が敷かれた1920年代から30年代。クレア(ライザ・ミネリ)はウォーカー(バート・レイノルズ)と組んでメキシコ人の安い労働者をアメリカに密入国させる仕事をしていましたが、もっと儲かる禁酒令のアメリカへ酒を密売する仕事に手を出します。2人はさらに不敵な面構えのキビー(ジーン・ハックマン)も仲間に引き入れて冒険の始まりです。(ラッキー・レディはウォーカーの帆船の名前)〜ここまで公開時のフライヤーより引用。劇中、ライザ・ミネリが主題曲「ラッキー・レディ」ほか一曲を歌うシーンが出てきたり、ミネリの衣装だけで当時100万ドルが費やされたりと、ある種「ライザ・ミネリ映画」といった趣。音楽もジャズ仕様でステキ。

キャバレー リバース・エディション

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2006-07-31

DVDには、なっていないけれど_8

「アフガニスタンバナナスタンド」と言えば未DVD化作品の佳品「ホット・ロック」(ピーター・イエーツ監督)の大事な大事なキーワード。ドナルド・E.ウェストレイクの現在も続いている人気作品・不運な泥棒ドートマンダーシリーズの第一作を映画化。〜物語・アフリカ某国代表の依頼で盗みのプロフェッショナル(ドート・マンダーとその一味)が警戒厳重なボストン博物館から高価なダイヤを盗み出す仕事を引き受けたまではよかったが、ちょっとした手違いから、第二第三の盗みをはたらく羽目に‥。それも難攻不落な場所からばかり〜ここまでビデオパッケージ参考。

ホット・ロック 強盗プロフェッショナル
ジミー・ザ・キッド 悪党たちのジャムセッション

チームリーダーのドートマンダーをロバート・レッドフォード。音楽はクィンシー・ジョーンス(!!)。とってもおもしろいのに未DVD化。「オーシャンズ11」や「スニーカーズ(こちらもレッドフォード)」や「ミニミニ大作戦」や「黄金の七人」や「RONIN」などなど、この手のチームが集まってのドタバタ劇の傑作アクション(コメディ)と連なる系譜。ついでに記載するとウェストレイクの小説では登場人物紹介が数ページにわたる大人数のスラプスティック劇「踊る黄金像」あたり映画化するとおもしろいと思うのですが‥(あ、そうそう、恩田陸さんの27人と一匹が登場人物の「ドミノ」もいいなぁ〜)

黄金の七人 ドミノ

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2006-06-27

DVDには、なっていないけれど_7

未DVD化作品、
今回はフランシス・F・コッポラ監督作品「タッカー

物語・アメリカが最も活力にあふれた民主主義の時代を迎えようとしていた第二次世界大戦直後の1945年ーデトロイト郊外の小さな街で子供の頃からの夢を追い求める一人の男がいた。彼の名はプレンストン・タッカー(ジェフ・ブリッジス)。ある日、彼は長年の夢であった自分の理想である車「タッカー・トーペード」の実現に奔走を始める。しかし、このことをよく思わない自動車業界のビッグ3(GM・フォード・クライスラー)はあらゆる面から攻撃し、その事業を叩き潰そうとしていた。そして、タッカーは罠に落ち裁判にかけられてしまう‥(以上・公開時のフライヤーより抜粋)

監督・フランシス・F・コッポラ、製作・ジョージ・ルーカスというかつての師弟コンビが立場を変えて映画化(「アメリカン・グラフィティ」ではコッポラが製作、ルーカスが監督)。このこと自体が映画の内容とだぶるロマンある逸話となっています。

アメリカン・グラフィティ

この映画の色彩設計は暖色系のどこか懐かしさの漂う色彩で統一されています。(撮影監督は「ラストエンペラー」「地獄の黙示録」等のヴィットリオ・ストラーロ)。衣装はミレーナ・カノネロ(「炎のランナー」でアカデミー衣装賞受賞。来年正月第2弾公開予定の「マリー・アントワネット(前述・2006-05-16)」の衣装も、あ! 監督、ソフィア・コッポラですね〜)。当時のファッション界では軽やかで明るい色彩が、ビジネススーツも気軽で上品なスタイルの「ボールド・ルック」が流行し、クリスチャンディオールが発表した「ニュー・ルック」は女性の圧倒的な支持を受け、個性を尊重する華やかなスーツが主流を占めるようになっていました。映画の中でも新車発表会などのシーンでその時代の気分共々のファッションを見ることができます。

付記1
この映画の中にハワード・ヒューズ(ディーン・ストックウェル)が登場するシーンがあります。タッカーがビッグ3からの攻撃にさらされる時に「君に会いたいという人がいるんだよ」と案内されたのが「アビエイター(マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演)」のラストでも登場するフットボール競技場よりも長い翼幅を持つ史上最大の飛行艇ハーキュリーズの格納庫で待つハワード・ヒューズでした。(ここでもピスタチオ好きの少し変わった人物としてヒューズは描かれていました)

アビエイター 通常版

付記2
「タッカー・トーペード」は映画公開時の1988年の時点で50台製作された内の46台が現存。撮影に際して21台の本物が使用されたが、全て走行できる状態であった。

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2006-06-16

DVDには、なっていないけれど_6

前述(2006-06-11)にも書きましたがウディ・アレン監督・主演、ミラ・ソルヴィーノがアカデミー助演女優賞を受賞した「誘惑のアフロディーテ」も日本では未DVD化の作品。〜以下ビデオ解説より抜粋生まれたばかりのベビーを養子に迎えたワインリブ夫妻。ルックス、IQ、性格の三拍子揃った息子マックスの成長ぶりに、夫レニー(ウディ・アレン)は鼻高々。しかし一方で夫婦仲は崩壊寸前。そこでちょっとした浮気心から息子の実の母親探しに熱中し始めたレニーは、驚くべき真実と直面する。抜粋ここまで〜探し当てた母親(実は娼婦、でも純粋)を演じたミラ・ソルヴィーノとアレンのやりとりが最高におかしい。オチもきいていて素晴らしい。もう一本、ウディ・アレンのもう一つの顔、クラリネット奏者としてニューオリンズ・ジャス・バンドを率いての23日間18都市を巡るヨーロッパツアーの完全密着ドキュメンタリー映画「ワイルド・マン・ブルース」も自身の監督作ではないが未DVD化。素顔のウディ・アレンが見られる貴重な作品。演技なのか素なのか、わからないジタバタ度がおもしろい。

追記
祝!!誘惑のアフロディーテ」「ワイルド・マン・ブルース」共にDVDの発売が決定。その他現在入手が困難だったものもレストアバージョンで発売されます。

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